内向型だからこそ、人と関わることで才能を見つけられる

ひさびさに内向型の話をするので、おさらいしましょう。

世の中には内向型外向型という二種類の人間がいます。

内向型人間は、大勢でいるよりも、ひとりの時間を楽しむ傾向があります。
それが内気で悪いというわけではなく、うまく生かすことで、自分だけの強み、才能を発揮することができます。

でも、自分の才能をどうやって見つければいいかわからない…そんな人も多いと思います。

以前に紹介した本「一歩を踏み出すための道徳」では、このようなことが書かれていました。

「自分にとって簡単にできること」の中に、自分のもっとも大きな才能がある

 

たとえば、人に家電の使い方を訊かれたときに、それを説明できる。

手先が器用。

フォントの細かい違いに気づく。

文章の言い回し、誤植を判断できる。

人より多く食べられる。

 

わたし自身がもっている「才能」もあれば、わたしのまわりにいる人の「才能」も紹介してみました。

 

誰かに指摘されたときに、自分は当たり前にできることだから、たいしたことがないと思ってしまいがち。

でも、その指摘した人の視点に立てば、当たり前ではないことだから「才能」というとらえ方になるのです。

たいしたことがないと流すのではなく、それは自分だけの才能かもしれない、と思うことで、その強みをどうやったら伸ばしていけるのか、他に活かす方法はないか、という方向に考えを進めることができます。

 

そうした才能は、自分一人だけの視点では、なかなか見つけられません。

内向型人間だからこそ、あまり交流のない人とも勇気を出して関わりをもつことで、思わぬ自分の才能が見つかるもの。

 

もちろん、それは相手にとっても同じです。

自分がもっていない相手の才能を見つけたら、素直に「すごい!」と口に出してみましょう。

それがひょっとしたら、その人も気づいていなかった才能を見つける手助けとなるかもしれません。