Verse

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30日短歌チャレンジ

袴田朱夏さん提唱 Twitter ハッシュタグ #30DayVerseChallenge で2020/04/26〜2020/05/23に詠んだ歌。
    • DAY 1 色名の入った歌
      山際の停車場に立つ三角コーン夕陽沈みて海松色に染む(→Pylons
    • DAY 2 数字の入った歌
      3の3コンパス習う算数科33個の衛星誕生
    • DAY 3 夏を思い出させる歌
      浜辺にてラムネ求める手のひらに平成三十一年の夏
    • DAY 4 忘れたい人を思い出させる歌
      あの人と日ごと通った喫茶店グーグルマップはまだ覚えてる
    • DAY 5 大声で叫びたくなる歌
      (他作のため省略→葛原妙子『朱靈』)
    • DAY 6 踊りたくなる歌
      夏の夜のくらやみを切り裂くようにマイムマイムの音こだまする
    • DAY 7 ドライブの歌
      若葉萌ゆセルフスタンド君と寄るコックを握るたどたどしき手
    • DAY 8 ドラッグかお酒の歌
      日常に戻れぬことを悟りたり補陀落浄土で飲むIPA
    • DAY 9 幸せな気分になる歌
      泣きはらし一夜が明けて喉通すヨーグルトよりふわふわのパン
    • DAY 10 悲しい気分になる歌
      夢の中で交わした会話思い出す手のとどかない高いブランコ
    • DAY 11 決して飽きない歌
      (他作のため省略→穂村弘『手紙魔まみ、夏の引っ越し(ウサギ連れ)
    • DAY 12 プレティーン(9〜12歳)の歌
      体操着ポケットティッシュ入れたまま洗濯機のなかは春のあらし
    • DAY 13 70年代の歌
      車窓からメーテルは見てる冥闇の銀河に瞬く星の生死を
    • DAY 14 結婚式で読みたい歌
      モーニング姿で父は式場の前ガシャポンを回し続ける
    • DAY 15 本歌取りの歌
      人間のつかわぬコンピュータ言語にてSiriは現れみなと対話す
      (本歌は石川啄木『一握の砂』より〈人間のつかはぬ言葉 ひょっとして われのみ知れるごとく思ふ日〉)
    • DAY 16 お気に入りの名歌
      生ける者遂にも死ぬるものにあればこの世にある間は楽しくをあらな
      (大伴旅人『万葉集 巻三』「酒を讃むる歌十三首」より)
    • DAY 17 二人の会話で成り立つ歌
      その車〈県民共済〉ってロゴは何? ああこれ役所で入れさせられて
    • DAY 18 生まれ年の歌
      鶏肉が好きだと言った先輩に酉年が好き?とおどけて返す
    • DAY19 人生について考えさせられる歌
      ひねもすの酸いも甘いも飲み込んで しるこサンドの凹みに溶かす
    • DAY 20 自分にとってたくさんの意味がある歌
      (他作のため省略→荻原裕幸『リリカル・アンドロイド
    • DAY 21 人名の入った歌
      弊社には織田信長がふたりいてひとりは影武者と呼ばれています
    • DAY 22 前向きになれる歌
      新居にて愛読書を棚へ一列に 昔のわたし再インストール
    • DAY 23 全人類が読むべき歌
      (省略)
    • DAY 24 解散してほしくなかったグループの歌
      カンニング光当たれば影も差す週末だけの騎士《ナイト》の素顔
    • DAY 25 亡くなった人の歌
      カルメンの調べに記憶よみがえる いっつみぃの司会はSHOW by ショーバイ
    • DAY 26 恋をしたくなる歌
      たまごかけごはんに白身を入れぬきみ初めて知ったふたりの夕餉
    • DAY 27 胸が張り裂ける気分になる歌
      仰ぎ見る人なき日々も街中の時計はいまを刻み続ける
    • DAY 28 声が好きな人の歌
      晴れの日も どんよりな日も 愛に生く とよさきあきのおかえりらじお
    • DAY 29 子どものころの歌
      そらいろの飴をねだった百貨店お菓子売り場のまわるホロスコープ
    • DAY 30 自分自身を表す歌
      夕霧に包まれ消えゆく島の名を知る術も無し凪の私は(→Profile
      夕霧が世界を包むその前に さあ漕ぎ出そう凪の渡し場(→About