内向型・外向型人間の話のつづき。
人間には内向型・外向型の二種類があること、それぞれに違う強みがあることをお話ししました。
では、実際に、どのようなときに内向型人間は力を発揮できるのか?
それは、「ひとりで働く」場所を作るということ。
学校でも、社会に出てからでも、大勢での共同作業とか、チームワークの大切さを説かれることは良くあります。
もちろん、ひとりでは達成できないことが多くあるのも事実。
でも、内向型人間にとって、共同作業そのものが力を消耗する仕事なのです。
たとえば、大勢の中で自分の意見が言えない。
それは、自分の意見が無いこととは違います。
頭の中で考えをまとめるのに時間がかかったり。
どういう言い方をすれば相手が納得するのか? と考えすぎてしまったり。
理由は人それぞれかもしれませんが、意見を言えない理由は多くあります。
口で言えないのであれば、文章にしてみれば良い。
あるいは、図に書いたり、プレゼンテーションにまとめたり。
そうやって、自分の意見をじっくりまとめるための、ひとりで働く時間をとるというのは、とても大切です。
でも、どうしても、ひとりで働けない場合は?
そういうときこそ、インターネットの出番。
「内向型人間のすごい力」でも、ソーシャルメディアの普及で内向型人間もアピールできる時代になったと書かれています。
このようにブログを書いてみたり、SNSで発信してみたり。
そんな「ひとりで働く」時間が生み出した成果が、そのうちに共感できる仲間を呼んだり、新しいコミュニケーションのきっかけになったりするから面白い。
この方は明らかに内向型だな、と思う作家(研究者)。
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