三年ぶりの、制限のないゴールデンウィークがやってきました。
ということは、ということで。
本ブログ〈凪の渡し場〉でも、三年ぶりに広島偏愛シリーズを再開することができます。
三年のうちに、ひともまちも、大きく様変わりしました。
ポプラは中部地方から店舗が消滅し、広島市内の店舗も大半がローソン+ポプラになってしまいました。
それはそれとして。
今回は、2022-2023年にリニューアルしたアートスポットと、アートイベントを中心に紹介します。
広島市の写真を先に載せてしまいましたが、今回の旅は福山から。
広島県内で最も東に位置する山陽新幹線の駅である福山駅は「のぞみ」も停車するので、東名阪からも訪れやすいです。
もちろん九州新幹線乗り入れの「みずほ」も停まりますよ。
福山城の反対側、南口を出て西へ10分ほど歩いたところに、かつて百貨店「福山そごう」があったビルをリノベーションした「iti setouchi」がオープンしています。
中央の吹き抜けを飾るのは、SLAP(Setouchi L-Art Project)によるアーティスト招聘プロジェクト「一日は、朝陽と共に始まり、夕陽と共に終わる」(福田恵)。地下部分では公開制作が行われていました。
こちらに置かれたパンフレットで、SLAPも参加する「GWは広島のギャラリーを巡ろう」というイベントを知りました。
期間中、広島市内を中心に、複数のギャラリーでさまざまなアート作品が展示されています。
予定に入れていなかったので一部しか回れませんでしたが、まちに溶け込むような空間で、路上観察的にも見どころがあります。
さて、広島といえば比治山公園に位置する広島市現代美術館は外せません。
大規模な改修工事が終わり、リニューアルオープン記念特別展「Before/After」が6/18まで開催中です。
広島駅から向かうなら、広島電鉄(ひろでん)5号系統の路面電車に乗って比治山下電停で下車、交番横の坂道を登るのが便利です。
せっかくなので帰路は、アートイベントをめぐりつつ、ゆっくり広島まちあるきを楽しみましょう。
パイロンの奥、「みうら」のロゴが絶品です。
原爆ドーム周辺・旧広島市民球場の変化も印象的でしたが、それはまた別の記事で。
何かがおわって、何かがはじまる。
そして人々の生活はつづいていく。
広島というまちを訪れるたび、その力強い悠久のいとなみを感じます。