ヒラギノ角ゴのお話をしたとき、Mac の最新OS El Capitan ではちょっとだけグレードアップしていると書きました。
実はそれだけではなく、新しい日本語フォントがいくつか追加でインストールされています。
そのうちのひとつ…いや、ふたつが今回紹介する、筑紫A丸ゴシック・B丸ゴシック。
本の表紙などでもよく見かける、使い勝手のいい丸ゴシック体です。
木村隆志 CCCメディアハウス 2016-01-21
でも、AとBがあるけど、どう使いわければいいの? と思った方もいると思います。
たとえば、お昼にランチを食べようと、どこかのお店に入ったとき。
AランチとBランチがあって、値段も同じで、どっちにしようか迷う…なんてことないでしょうか。
わたしは、とっても迷います(笑)
どちらを選んでも、結果に大きな差がない場合、なまじ選択肢があると迷ってしまうもの。
でも、安心してください。筑紫A丸ゴシックとB丸ゴシックには、明確に差があります。
「な」や「と」を見比べると、おわかりいただけるでしょうか。
B丸ゴシックのほうが、オールドスタイルといって、より筆遣いを感じる、やわらかな印象のフォントになっています。
逆にA丸ゴシックは、現代的で落ち着いた子。
使うときは、どちらのほうがふさわしいかを考えて、迷わずに選べるようになりたいです。
ランチに迷ったときは…、その日の気分でどちらかを選びましょう(^_^)
さてさて、ちなみに。
このフォントは名前から推測されるとおり、フォントワークスの筑紫書体シリーズの一員。
筑紫A丸ゴシック L | 筑紫書体 | 書体を選ぶ | FONTWORKS
そのフォントワークスのデザイナーが、NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」に登場するようです。
6/13放送「プロフェッショナル 仕事の流儀」にフォントワークスの藤田氏 登場。
題して「“つぶやく文字”が、世界を変える〜フォントデザイナー・藤田重信〜」。
「筑紫書体好きな人は見てください」とのことなので、とても楽しみにしています!
また放映後には感想を上げようと思います。
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