刺激に敏感すぎる自分に振り回されずに生きる方法

内向型人間は、刺激に対して敏感な気質をもっている。

このような人を、HSP=「Highly Sensitive Person」とよぶそうです。
自分がHSPだとしたら、どうすれば良いのか。

そんなことをぼんやり思って本屋さんに行き、本棚を眺めていたら、こんな本を見つけました。

 

読んでいると、HSPは日本の医学界では認められていないとか、超能力的な力をもつ人もいるとか書かれていて、おおっ…と思ってしまうところもあるのですが (^^;
(理系なので、そういう科学的でないことを言われると引いてしまうのです。です)

 

でも、刺激に敏感なことで生きづらさをおぼえているときの対症療法として、とても参考になると思ったのでご紹介します。

まず何よりも大事なのは、自分を知るということ。知ろうとすること。

ひとくちに内向型人間、HSPといっても、もちろんその程度はさまざま。
本に書かれているチェックリストを自分に照らし合わせてみても、○がつくものもあれば、そうでないものもあります。

以前『内向型人間のすごい力』から引用したチェックリストは、たまたまわたしが○をつけたものをピックアップしたので、また違ったタイプの内向型人間の方もいると思います。

 

したがって、自分個人の特徴、傾向をしっかり知る、そうして、自分に合った対処法をみつけていくのが大切です。

 

そのために活用したいのが、ふりかえり

わたしは、コボリジュンコさんのワークショップに参加したことをきっかけに、100年日記というものをつけています。

名言コツコツ

この100年日記で、毎日のなかで幸せだと感じたこと、失敗から学んだことを書きとめておくということをしています。

 

たとえば、人混みの中で疲れてしまったこと。

たとえば、季節の変わり目に体調を崩しやすいこと。

 

読み返すことで、自分がどんな刺激に弱いのか、どうすれば良いのかが見えてきます。

 

また、「幸せだと感じたこと」を書きとめることも、どうしても辛いことがあって落ち込んだときに、気持ちを切り替えるきっかけになります。

 

『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』のなかでは、プラス思考ではなくて、プラス感情を大事にする、と書かれています。

落ち込んだときに、とくに考えすぎてしまう内向型人間にとっては、無理に思考を変えるよりも、感情を上向かせるほうが楽になれそう。

 

 

ほかにも、いろいろなふりかえりの手法があるので、それこそ自分に合った方法を見つけてみてください。

そして、刺激に敏感すぎる自分でも大丈夫、と言えるようになれますように。

古くて新しい、まちの魅力に出会う – 愛知・名古屋の近代建築

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。

愛知・名古屋では現在、近代建築に関する企画展示・イベントがいくつか行われています。

 

半田赤レンガ建物・創建時のレンガ展

 

まずは名古屋からは少し遠いですが、半田市にある赤レンガ建物。
名鉄河和線の住吉町駅から東に徒歩5分。

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明治時代にカブトビールとよばれる地元のビール製造工場として建てられ、つい最近、常設の展示館として生まれ変わりました。
復刻されたカブトビールを楽しめるカフェなどもあります!

現在は「創建時のレンガ展」として、ノリタケの森などでも使われているレンガの歴史などを学べる特別展が開催中。

 

なごや折り紙建築

次は、文化のみち橦木館(しゅもくかん)で行われている、なごや折り紙建築。

地下鉄桜通線の高岳駅から北に徒歩で10分、あるいは地下鉄名城線の市役所駅から東に徒歩15分程度。

これは関係ないけれど、通りがかりに見つけたビル。パズルゲームみたいな非常階段の壁面がかわいい(笑)


名古屋城や官庁街の東、歴史的な建物の残る一角にある橦木館。

 

「折り紙」とはいっても、千羽鶴的なあれでは無くて、二つ折りにできる紙で、立体的に切り出したもの。

 

テレビ塔、県庁、橋など、なじみのある建築や土木が小さな紙の中に再現されていて、実物とはまた違った見ごたえがあります。

 

まちかどの近代建築写真展

最後は金山総合駅近く、名古屋都市センターで開催されている、まちかどの近代建築写真展in名古屋

 

全国で行われている「まちかどの近代建築写真展」が、このたび名古屋で初開催だそう。

有名な建築から、小さな商店・銭湯など、ともすれば見逃してしまいそうなまちかどの風景が、写真となって一同に介することの感激。

 

加美秀樹さんの講演会も聞きましたが、印象に残ったのは、「古いものでも新しいものでも、とりあえず写真におさめる」という趣旨の発言。

建物は、気づかないあいだに、なくなってしまうから。

 

たとえば、いま(2016年5月)当たり前に名古屋のまちかどで見られるコンビニのサークルKだって、もうしばらくするとなくなってしまう。

講演会の中でも触れられていた、今和次郎先生の「考現学入門」。

 

考現学というのは考古学に対比してつくられた言葉で、現在のことをひたすら収集すること。
それがいずれ、当時のことを知る貴重な史料にもなる。

だから、古い写真を見て懐かしいと思うのと、今あるものを写真におさめることは、表裏一体の行為なのかもと思います。

あるいは、自分がまったく知らない時代、明治とか昭和初期のものを、逆に新鮮な視点で楽しむということもできてしまう。

 

古くて新しい、まちの魅力に出会うゴールデンウィークはいかがでしょう。


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