さくらのレンタルサーバで実現する、ブログの常時SSL化

早いもので12月を迎え、2017年も残りわずかとなりました。

ブログ「凪の渡し場」も気がつくと一ヶ月ぶりの更新となります。

10月までは、毎週一回は更新するというルールを自分のなかで設けていましたが、ブログ以外の活動もあり、優先順位を下げていました。

そろそろ記事にしたいことも溜まり、更新したいと思いながら、その前にもうひとつ、先延ばしにしていたことがあります。

 

それは、ブログの「常時SSL化」です。

 

ブログやWebサイトを運営している人なら聞いたことがあるかと思いますが、世の中の流れとして、Webサイト全体をSSLという仕組みで暗号化することが重要になってきています。

重要ではあるけれど、個人的には緊急度は低い。

また、話を聞くかぎり、なかなか移行作業には手間がかかるようです。

そうして二の足を踏んでいたところ、さくらインターネットから、無料のSSLサーバー証明書が使えるようになったと連絡がありました。

無料SSLサーバー証明書 Let’s Encrypt – レンタルサーバーはさくらインターネット

さくらのレンタルサーバなら、無料で使えるSSLサーバー証明書「Let’s Encrypt」がワンクリックで設定可能です。簡単なステップでサイトを常時SSL化することができ、さらに証明書は自動更新のため、面倒な作業は一切必要ありません

 

 

実際にやってみると、本当に簡単でした。

レンタルサーバのコントロールパネルにログインして、SSL証明書の発行を申請するだけ。

「凪の渡し場」のように独自ドメインで運用している場合にも対応しています。

さらに、WordPressプラグインも提供されており、こちらもFAQに従って有効化するだけで、http→httpsへのリダイレクトや、リンクの置換などを行ってくれます。

【WordPress】常時SSL化プラグインの使い方

対象サービス・プラン さくらのレンタルサーバ、さくらのマネージドサーバ上で稼働するWordPress(ワードプレス)にて、常時SSLを有効にするプラグインを利用する方法について記載しています。 前提条件 設定手順 前提条件・設定例 前提条件 さくらのレンタルサーバ、さくらのマネージドサーバ上で稼働するWordPressでのみ動作し、さくらのVPS、さくらのクラウドや他社レンタ…

 

その後、サイトをブラウザで表示し、エラーを確認します。

テーマによっては、ホームページのヘッダ画像のリンクがhttpのままだったり、アフィリエイトのリンクでエラーになったりすることもあるようなので、こちらについては手動で修正しました。

 

 

さくらインターネットでは、以前にもWebフォントが無料で使えるサービスが開始されて驚いたことがあります。

今回も、個人ブログや小規模サイトを運営している人に向けて、手間を減らして本当にやりたいことに集中できる、とれも嬉しいサービスですね。

もちろん、訪問される方はいままで通り、何も気にせず安心して閲覧ください。

(もしリンク切れなど何か気になった点があれば、教えていただけると助かります)

 

懸案も解消し気分一新、また少しずつ、いろんな視点での記事を公開していきたいと思います。

 

さくらのレンタルサーバで、モリサワの日本語Webフォントが無料で使える!

以前、モリサワの日本語Webフォントサービス「TypeSquare」をご紹介しました。
このサービスでは、無料で一種類だけフォントが使えるというのが特徴ですが、見出し・本文など、複数のフォントを使いたいというシーンは多いと思います。

そんな中、なんと、さくらインターネットの提供する「さくらのレンタルサーバ」では、モリサワと協同し、30種類のフォントを無料で使えるようになりました。

そして、幸運なことに、このブログ「凪の渡し場」も、さくらのレンタルサーバを使っています。

実はブログ開設のとき、他のレンタルサーバとも比較して迷ったのですが、今回ほど、さくらインターネットにしておいてよかったと思うことはありません。

もちろん、けっしてステマではありませんよ(笑)

むしろ、これを機会に、ほかのレンタルサーバでもさまざまなWebフォントサービスとの提携が広がっていくことを期待しています。

さて、ではさっそくブログ運営者向けに、試したかぎりの使い方をご紹介。
詳しくは公式FAQも参照ください。

ブログ運営者以外の方は、フォントテーマによってどんな違いが生まれるか、スクリーンショットだけでもご覧ください。

Webフォント利用ドメインの設定

まず大事なことは、Webフォントは一つのドメインでしか使えないようです。
サブドメインや、独自ドメインを運用している方は、コントロールパネルにログインして、Webフォントを使いたいドメインを選んでおきます。

プラグインの有効化

次は、Wordpressの管理画面でプラグインを有効化します。

新規に契約した人は、Wordpressをインストールする際に自動でプラグインがインストールされるようですが、既に運営中の場合、「TypeSquare Webfonts さくらのレンタルサーバ」という名前のプラグインをインストールして有効化します。

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プラグインの設定

プラグインを有効化すると「TypeSquare Webfonts」というメニューが設定に現れます。

フォントテーマ設定」で、ブログ全体のフォントテーマを選ぶことができます。
フォントテーマを更新する」をクリックすると、すぐにブログに反映されます。

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フォントテーマによる違い


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ファッション」を選んでみると、こんな感じ。見出しは以前も使っていた「解ミン 宙」がB(ボールド/太字)になったものなので、けっこう似た雰囲気になっていますね。


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小説」だと、こう。見出ミンとA1明朝という組み合わせ、本当に書籍でよく見られる明朝体を再現できるのは感動的です。


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最後に「モダン」。見出しのすずむしフォントがめちゃめちゃかわいいですね!(^^)

上級者向けのカスタマイズ

見出し、リード、本文として設定するクラス(タグ)をカスタマイズすることもできます。

たとえば、標準では h1,h2,h3, entry-title タグが「見出し」と認識されますが、このブログでは記事中のサブセクションにh3タグを使っているので、h3タグは「見出し」ではなく「リード」のフォントを適用してみることにしました。

カスタムフォントテーマ」では、各クラスに適用されるフォントを自由に組み合わせてカスタムのテーマを作ることもできます。

また、「フォントテーマ個別表示設定」を「表示する」にすると、個別の投稿ページでテーマを切り替えることができます。

このブログのように複数のジャンルで記事を更新している場合、記事によっては、デフォルトで設定したテーマは合わない…ということもあるので、そういうときに重宝しそうです。

ちなみにこの記事は「ニュース」を選んでみました。

要望としては、カテゴリごとにテーマを設定できるようになると便利かもしれません。

これから、ますます日本語Webフォントの世界が広がりそうです!


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