前回の記事の続きです。
瀬戸内国際芸術祭2022秋会期の舞台となる西の島、今回は高見島と本島をめぐりつつ、対岸の四国本島もあわせて紹介していきます。例によって、芸術祭作品以外の写真が多めです。
高見島の最寄り港となる多度津港は、北前船の停泊地として古くから栄えていたそう。
ta21〈多度津町街中プロジェクト〉は、そんな歴史を感じる風景と一体化したアート作品を楽しめます。
細い路地や複雑な多叉路ばかりで、まちあるきにもうってつけ(逆に、ここで車の運転はとてもできないな、とも思ってしまいます)。
さて、高見島へ。坂が多いので、作品受付あたりで杖を借りるのがおすすめ。
旧高見小中学校では、多度津高校の生徒さんによる自主展示?が行われていました。
時計回りに進むと、一行ずつ文が増えていきます。
世界の謎を解くように、点をたどり、読みふける。
数行進み、このリズムは短歌だ! と気づきます。
島の公式ショップで、小説(水原涼)と短歌(吉田泰大)がすべて収録されたブックレットも販売されていました。
次は本島です。
本島は石に関する作品が中心です。
最後は宇多津にある四国水族館へ。
宮沢洋さんの『日本の水族館五十三次 イラストで読む建築』という本で、「四国に来たらまずここ」と紹介されていて興味を持ちました。
四国・瀬戸内の生態系にも着目した展示が多くあります。
宮沢 洋/Office Bunga 青幻舎 2022年07月25日頃