瀬戸内海、香川県の島々を中心に開かれる現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭。
瀬戸内国際芸術祭 2016
その瀬戸内国際芸術祭、通称「瀬戸芸」(セトゲイ)を、フリーアナが旅人となって訪れるという番組がBS朝日で放映されていました。
BS朝日 – 人生を変える7日旅
元フジテレビ・アナウンサーの平井理央さんは、実は人見知りの性格だといいます。
大学のころの一人旅では誰にも話しかけられず、人見知りを克服するために旅に出たいというのが番組の趣旨。
この記事では、第1回放送の感想をご紹介します。
このブログ的には、人見知りとか内向型は「克服する」というものではないという立場ですが、そういう視点でも、瀬戸内を旅先に選んだのはぴったりだと思うのですよね。
それは、前回・前々回の瀬戸内国際芸術祭に参加した自分の経験から。
行くさきざきで、自分から話しかけられなくても、向こうから話しかけてくれる人がたくさんいたのです。
島に住む人であったり。
同じように一人旅をする参加者であったり。
いい意味で、たがいの距離感が近い。
個人的には、香川から広島・愛媛にかけては、日本の中でも、もっとも人当たりの良い性格が多い地域のひとつではという印象です。
温暖な瀬戸内海式気候のおかげという仮説を立てていますが、個人の感想であり統計的な裏付けはありません(笑)
瀬戸内国際芸術祭にしても、けっしてアートだけで成り立つものではありません。
今回の放映で平井さんが訪れた直島・男木島。
規模や歴史の違いはありますが、どちらもアートと地元の人々の暮らしが融合しています。
坂が多い男木島で、住人のためにひとつひとつ特製の乳母車(オンバ)を作るオンバ・ファクトリー。
直島で、旅人のためにたったひとりでボランティアをはじめた島の有名人・立石さん。
普通の民家の庭にどんどん入っていって、住人に約束を取りつける行動力に目を見張ります。
普通の観光地とも違う、ふしぎな場所。
番組としてどういう締め方になるかわかりませんが、この瀬戸内なら、人生が変わるような経験をしてもおかしくないと思います。
わたし自身、瀬戸内国際芸術祭をきっかけに、アートやまちあるきが本格的に好きになったので。
人見知りであっても、踏み出してしまえば、楽しいことは世界に満ちている。
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人の想いにふれる旅 – 瀬戸内国際芸術祭 | 凪の渡し場
2016年5月14日 at 18:54[…] 前半の感想はこちら。 後半は、男木島・女木島・豊島を巡る旅。 […]