三が日も明け、いつもの毎日がもどってきた方も多いでしょう。
年末年始といえば、TVでは通常の番組編成とは異なる、特別番組が多く放映される時期でもありました。
それが終われば、春や秋の改編期ほどではなくても、新しい番組がはじまったりもします。
ドラマ、あるいはアニメでも良いですが、おなじ「ものがたり」を描く手法として、ふたつのかたちがあります。
ある程度大きな、ひとつの事件を中心に描く、単発ドラマ。劇場で公開された作品がTV放映されるときも、このタイプ。
それよりも規模は小さくなりがちでも、週に一度、あるいは毎日など、一定のペースで、さまざまなエピソードをつむいでいく連続ドラマ。
もし、自分の人生をドラマに見立ててみるなら、どちらがより楽しめるでしょうか。
単発ドラマを、人生の節目になるような、大きなイベントととらえるなら、やはり、その一瞬を全力で楽しむのが、幸せのひとつのかたち。
何度もくり返し観たくなる、かけがえのない思い出になることでしょう。
でも、それに向かって、用意周到に準備をする日々も、連続ドラマとして描かれるに値する、大切な時間かもしれません。
また、どうしても単発ドラマでは、主人公をメインとするエピソードを本筋に据えざるをえないところがあります。
連続ドラマなら、ある一話をまるまる使って、番外編が描かれたり、脇役やサブキャラクターのエピソードを掘り下げたりすることも。
この場合、自分が主役の人生だと思うか、あるいは他人のドラマの中に、脇役として出演したと思うかで、また視点が変わってくるでしょう。
もちろん、次回予告も無い人生、その先に何が起こるかなんて、わからない。
準備していたことだけでなく、番外編だと思っていたこと、ずっと昔の、忘れかけていたエピソードも、思わぬ伏線としてつながるかもしれません。
そして、人生に再放送はありません。
一度だけの、リアルタイムのドラマだからこそ、やりたいことをやって、楽しみましょう。
No Comments