ある人間が内向型か、外向型か。
それは生まれたときから、一生変わらないものなのでしょうか?
もちろん、こどもの頃の体験や、生活習慣によって、ある程度性格は変わるでしょうが、それでも、中心にある「気質」とされるものは、ずっと変わらない、というのが有力な説のようです。
では、内向型と外向型を分けるものはなにか。
それは、刺激に対する反応の高さ。
内向型人間は、刺激に対して高反応だからこそ、未知のものに対して慎重になったり、他人からの刺激を受け止めるのに時間がかかったりする。
外向型人間は、刺激に対して低反応なので、むしろ物怖じせずに外に出て行ったり、人と関わったりする。
内向型のこどもにとって、この世界はあまりにも刺激に満ちている、のかもしれません。
もちろん、この性質も良い方向に生かすことができます。
内向型人間は、細かい違いに敏感になることで、じっくりとものごとを調べたり分析するのに強みを発揮します。
外向型人間は反対に、直感的にすばやく行動することができるという利点があります。
正直に言うと、わたしも、すばやく行動できる人に憧れを抱いています。
でも、すばやい行動に向いている人もいれば、あまり向いていない人もいるのもたしか。
その違いを理解しつつ、必要以上に慎重になりすぎないように、行動が必要なときは行動する、という心がけが大切では、と思っています。