前回のイケフェス大阪の記事では、大阪の名建築を紹介しました。
でも、このような魅力ある建物を公開する試みは、大阪だけのものではありません。
他でもない、わたしの偏愛するまち・広島でも、そんなプロジェクトがありました。
その名も、ひろしまたてものがたり。
ひろしまたてものがたり
あなたも「ひろしまたてものがたり」に投票してみませんか?
第一章として、県民から魅力ある建築を募集し、100件を選出。
第二章では、委員会の選出したベストセレクション30と、投票で選ばれたベスト30の発表がありました。
2016年は、11/12(土)・11/13(日)を中心に、そのうち一部の建物の一斉公開も予定されています。
今回は予定が合わずイベントには行けなかったのですが、せっかくなのでベストセレクション30に選出された建物をご紹介します。
まずはやはり、原爆ドームと広島平和記念資料館。訪れたことがある方も、ぜひおりづるタワーからの視点を体感ください。
世界平和記念聖堂。戦前と戦後にわたって活躍した建築家・村野藤吾さんの戦後の代表作。
モダニズム建築と、カトリック教会の世界観をともに感じさせる、ふしぎな空間です。
改築中ですが、広島アンデルセン。
ここからは過去の写真です。
竹原市、大久野島の旧軍施設。
かつての陸軍の毒ガス施設跡も、いまはうさぎの楽園となっています。
こちらは江田島、海上自衛隊幹部候補生学校・第1術科学校。
海軍士官学校時代の建物がいまも現役で使われています。
中の一部の建物は見学ができます。(毎日決まった時間に受付)
戦争関連の施設がやはり多くなりますが、それ以外もまだまだ、たくさんのたてものがたりが。
大阪と同じく、戦前の銀行・金融関係の建物はやはり荘厳です。
日本銀行旧広島支店。定期的に、さまざまな展示が行われているようです。
鞆の浦の、しまなみ信用金庫。セレクションに入っているのは江戸時代の太田家住宅ですが、写真が見つからなかったので。角に入口があるのが素敵。
大崎下島、御手洗の乙女座。「たまゆら」や「ももへの手紙」といったアニメの舞台にもなっています。
最後はやはり、宮島の厳島神社。潮の満ち引きに伴って刻々と変わる景色は、何度訪れても見飽きません。
ついつい、広島偏愛シリーズの数回分のネタを消費してしまった気もしますが(笑)、思わず語りたくなる、語りだしたらとまらない魅力のつまった場所。
そんな広島を、もっともっと多くの人に知ってほしいと思います。