感情はコップにたまる水のようなもの

感情はコップにたまる水のようなもの

あなたは、自分の感情を自身でコントロールできていますか?

時おり、わけもなくイライラしてしまったり。

突然、感情が抑えられなくなって爆発したり。

そうなってから、そんな自分自身に驚いたり。

 

そんな不可解な感情の変化をとらえるために、シンクに置かれたコップをイメージしてみましょう。

コップには、少しずつ水がたまっていきます。

いっぱいになっても、表面張力でしばらくは持ちこたえられるかもしれません。

けれど、いつかは外にあふれてしまう。

 

同じように、まわりの変化、出来事といった刺激を受けて、少しずつ心の中に感情の源がたまっていきます。

それは必ずしも、すぐ外にあらわれるわけではなく、ある程度までたまってから、はじめて自覚されることもあります。

心の中のコップは、透明とはかぎりません。

遠目に見ても、どこまで水がたまっているかわからない。

上からのぞき込めば、ある程度の目測はつけられるかもしれません。

それだけではなく、手で持って、重さや温度をたしかめたり。

より直接的に、ストローを挿してみたり。

 

いろいろな方法で、自分自身のコップの中身を把握しておくことを心がけてみましょう。

気づかないうちに、いっぱいになって、あふれてしまわないように。

 

そして、もうひとつ大事なこと。

 

中身がいっぱいになっていなくても、コップを揺らせば、水はこぼれてしまいます。

不安定な地面に置いていたら、倒れたり、傷ついたりしてしまうかもしれません。

 

コップの形も、刺激に対する強度も、人それぞれ。

刺激に弱いコップなら、不安定な場所からは遠ざける、それも立派な自衛策です。

みんなはこうしているから、とか、普通はこのくらい大丈夫だよ、そんな言葉は気にすることはありません。

自分だけのコップを、大切にしてください。

 

 

Published by mizuho

文字遣い/探索士 ——夕霧に包まれ消えゆく島の名を知る術も無し凪の私は

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