2019(平成31)年4月14日、信州松本を走るアルピコ交通上高地線にて、「しましま本店」というイベントが開催されました。
特別運行 BOOK×TRAIN 走る!しましま本店
『しましま本店-本と電車と春の筑摩野-』 特別運行『BOOK×TRAIN 走る!しましま本店』運行のご案内 【おしらせ】 3月20日を持ちまして、受付を締め切らせていただきました。沢山のお申し込みをいただきありがとうございます。
松本駅と上高地への玄関口である新島々駅の間に、二両編成の特別列車が運行され、朝の往路と夕方の復路は貸し切りの「走る本屋さん」が出現、さらに新島々駅に停車中は車内が開放されてのブックマーケット会場となります。
もと京王電鉄井の頭線を走っていた3000形車両の中に所狭しと本が並べられ、出店者さんや来場客(来乗客?)が行ったり来たりする、ふしぎな空間が広がっていました。
気になった本を手にとって、疲れたら座席に座りつつ読ませていただいたり出店者さんと交流できるのは嬉しいですね。
「books電線の鳥」さんのブースでは、前日に行われた「書物と活字」をテーマにする松本タイポグラフィセミナーとも連携し、講師の鈴木一誌さんの著書なども販売されていました。
車窓には、まだうっすら冬化粧の日本アルプスらしい風景が広がります。
車内に目を転じると、「井上友の会」のかわいい広告が吊革に。井上は松本市にある老舗百貨店だそうで、本以外も見どころが盛りだくさんです。
こちらは青地に新ゴがまぶしい駅名標です。駅ナンバリングがあるので新しい。AKはアルピコ交通上高地線の略称でしょうか。
アルピコ交通は旧社名・松本電気鉄道ですが、さらに昔、大正時代には筑摩鉄道といったそうです。筑摩書房とは関係ないと思いますが、ちくま文庫好きとしてはなんだか親近感がわきます。
やけに「新」がつく駅名の多い上高地線、「しんしましま」という駅名もかわいいですよね。
もともと隣にあった島々駅が終点だったのですが、現在は廃駅となっています。
島々駅舎は新島々駅の前に移築されて旧島々駅となっています。なんだかよくわからなくなってきました…。
そんな旧島々駅保存協会の方が制作された「しましまっぷ」を片手に、島々駅周辺を散策します。ロゴがちゃんと●と○のしましま模様なのもかわいいです。
ちなみに、一日フリー乗車券にあしらわれているのは公式イメージキャラクターの渕東(えんどう)なぎさちゃん。
名前の由来になった「渕東駅」「渚駅」の駅名標はフォントも違う特別仕様になっているので、ぜひ実物を見に訪れてみてください。
アルピコ交通上高地線イメージキャラクターの渕東なぎさですっ
アルピコ交通上高地線イメージキャラクター「渕東なぎさ」のご紹介
廃線跡が松林沿いに伸びています。
ゲストハウスしましま、山小屋風のかわいい看板です。
実際の桜は五分〜七分咲きといったところでしたが、こちらの「信濃路」には桜🌸が咲いていました。
良い本と、文字に出会える「しましま本店」でした。
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