4月になり、桜も満開の中、新しい生活がスタートした方も多いと思います。
学生の方は、来週から入学式、始業式ですね。
ところで、学生といえば青春時代という言葉が思い浮かびますが、なぜ「青い春」なのかご存知でしょうか。
これは、中国の五行説に基づいています。
詳しく紹介されているサイトはたくさんあるので、簡単にいうと、自然界は木・火・土・金・水の五要素から成り立っているとする考え方。
それぞれの要素に、色や方角など、さまざまなものが割り当てられています。
そこで、ともに同じ要素に割り当てられている色と季節とを組み合わせると、熟語ができます。
青春、朱夏、白秋、玄冬。
でも、「青春」以外はなんだかなじみがないですね。
白秋は「北原白秋」以外に聞いたことがないですし。玄冬はそんな名前の出版社が…ってそれは「幻冬舎」でした。漢字が違います。
ことほどさように、日本人は「春」が好きなのだということかもしれません。
そういう私も好きですけどね。
人生の中で春に当たる、青春時代。春機発動期。
けれど、季節はめぐり、五行も循環するように、青春が一度だけとは限らないのではないでしょうか。
マネジメントにおいてPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)というものがありますが、これもサイクルをどんどんまわすことで、常に改善を進めるという考え方。
- Plan – 新しいことをはじめる春。
- Do – それが定着し、すくすく伸ばす夏。
- Check – そして収穫、実りの秋。
- Action – 得たものをもとに、改善する冬。
もちろん、ちょうど季節単位でサイクルがまわるとも限らないのですが、なんとなく、しっくりくる気がしないでしょうか。
環境が変わったり、新しい人との出会いがあったりする春。
それが、あなたにとって、何度目かの青春時代の訪れかもしれません。
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