きょう、4月10日はフォントの日ということで、個人デザイン事務所・フロップデザインで新作フリーフォント「あさご本丸ゴシック」が公開されています。
竹田城のある朝来市をイメージした丸ゴシック体とのこと。
クルッとしたひらがなやカタカナが印象的で、とてもかわいいフォントです!
フロップデザインでは、フリーフォントのほか、Web制作やグラフィックデザインに使える無料素材も配布されていて、おすすめです。
低価格でのロゴデザイン制作も行っているようです。いつかお世話になることがあるかも。
はじめに、簡単な質問をいくつか。
「はい」か「いいえ」でお答えください。
どれくらい「はい」があったでしょうか?
「はい」のほうが多かった人は、内向型人間の可能性が高いです。
逆に「いいえ」のほうが多かった人は、外向型人間の可能性が高いことになります。
ちなみに、わたしは全部に「はい」と答えました(^^;)
内向型の人、ぜひこの本をお読みください。これはわたしたちのための本です!!
外向型の人も、家族や知り合いに外向型人間はきっといるはず。そういう人と自分の違いを考えながら読んでみてほしいです。
内向というと、引っ込み思案とか、内気といった形容をされて、あまり良くない印象を持つ人も多いと思います。
実際、わたしも子供の頃からそう言われ続けて、それは直さないといけない性格のように思いこまされてきました。
けれど、実は、そんなことはまったく無いのです。
単に、世の中には「内向型」「外向型」という性質の違う二種類の人間がいるというだけのこと。
世の中に右利き人間が多いから、いろんなものが右利き中心に作られて、左利き人間が不便に感じているように。
たまたま、いまの世の中が外向型中心社会だから、内向型にとって居心地の悪いことが多いだけのこと。
でも、だいじょうぶ。
内向型には内向型にしかない強みがあって、それを正しく伸ばすことで、大きな力を発揮することができます。
じっさい、内向型人間は左利き人間ほど少数派ではなく、アメリカ人の1/3〜1/2 は内向型人間だそうです。
典型的な外向型にみえるアメリカでさえそうなのだから、日本では、もっと多いかも。
ちなみに、内向型・外向型という言葉を生み出したのは心理学者のユングという人。
フロイトとアドラーという二人の心理学者の違いを見て、フロイトは外向型、アドラーは内向型という分類をしたと言われています。
アドラー心理学は、最近日本でも人気ですね。
今のような時代だからこそ、内向型の力はますます重要になってくるのだと思います。
たとえば、内向型が活躍できる場所はどういうところがあるか。
あるいは、どうしても外向型のように振る舞わないといけない場合は、どうしたらいいのか。
そういったことも、これからブログで少しずつ話していきたいと思います。
今日は、読んだ本のご紹介です。
本はこちら、マツオヒロミさんの「百貨店ワルツ」。
二十世紀初頭、架空のデパート「三紅百貨店」の店内を案内するという体裁のショートコミック&イラスト集。
架空とはいいながら、本当にありそうな(あったかもしれない)雰囲気が見事に描き出されています。
レトロモダンなフォントで彩られた空想ポスターやパンフレットなど、図版も豊富。
なつかし広告的なものが好きな人は、きっと楽しめるはず。
あとがきによると、名建築と言われた大丸心斎橋店の建て替えを惜しむ気持ちも込めて作られた本とのこと。
なくなってしまう場所へのノスタルジーだけでなく、もともとなかった世界へと読者を連れていく、そんな力をもった本だと感じます。
クラフト・エヴィング商會さんに近いかなあ。
ちなみに。
この本との出会いは、三省堂書店名古屋高島屋店。
この本の「百貨店」とはずいぶんイメージが違うけれど、名古屋駅を代表する百貨店のなかにある本屋さんです。
名古屋駅周辺は、最近も大名古屋ビルヂングがリニューアルオープンしたりと、めまぐるしく変貌していっています。
その先駆けとも言えるJR名古屋タカシマヤの一角で、この本に巡り逢えたことも感慨深いです。
丸明オールドは、丸明朝体という新しいカテゴリーのフォントだということをお話ししました。
では、丸明オールド以外に丸明朝体はないのか?
もちろん、あります。
その代表選手が、今回ご紹介する「解ミン」。
解ミン 宙 H | 書体見本 | モリサワのフォント
丸明オールドは右端のウロコが丸くなっていたのに対し、解ミンは左端も丸みを帯びているのが見分けるコツです。
また、丸明オールドのひらがなは、明治時代の夏目漱石「吾輩は猫である」の本を参考につくられています。
そこが味ではあるのですが、ちょっと時代がかっているところはあります。
解ミンのひらがなは、もう少し現代的な「解ミン 月」と、レトロな雰囲気を残した「解ミン 宙」との二種類があって、使い分けられるのが特徴。
モリサワから提供されているので、MORISAWA PASSPORT、TypeSquare などにも含まれていて、ライセンス的にも使いやすい。
このサイトでも、Webフォントで使わせていただいています。
ということで、このフォントも丸明オールドに負けず劣らず、いろいろなところで使われています。
小説でも。
デザートや菓子パンでも。
スーパーに行けば、驚くほど多くの解ミンが並んでいます。
パッケージに解ミンを使ったときと、それ以外のフォントを使ったとき、どれだけ売れ行きが違うのか…。
それは謎ですが、少なくともここに一人、解ミンを見つけたらつい買ってしまう客はいるので、多少の売上アップには貢献しているかもしれません、
「かわいい」だけでなく、「おいしそう」と感じさせるフォント、解ミンのご紹介でした。
4月になり、桜も満開の中、新しい生活がスタートした方も多いと思います。
学生の方は、来週から入学式、始業式ですね。
ところで、学生といえば青春時代という言葉が思い浮かびますが、なぜ「青い春」なのかご存知でしょうか。
これは、中国の五行説に基づいています。
詳しく紹介されているサイトはたくさんあるので、簡単にいうと、自然界は木・火・土・金・水の五要素から成り立っているとする考え方。
それぞれの要素に、色や方角など、さまざまなものが割り当てられています。
そこで、ともに同じ要素に割り当てられている色と季節とを組み合わせると、熟語ができます。
青春、朱夏、白秋、玄冬。
でも、「青春」以外はなんだかなじみがないですね。
白秋は「北原白秋」以外に聞いたことがないですし。玄冬はそんな名前の出版社が…ってそれは「幻冬舎」でした。漢字が違います。
ことほどさように、日本人は「春」が好きなのだということかもしれません。
そういう私も好きですけどね。
人生の中で春に当たる、青春時代。春機発動期。
けれど、季節はめぐり、五行も循環するように、青春が一度だけとは限らないのではないでしょうか。
マネジメントにおいてPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)というものがありますが、これもサイクルをどんどんまわすことで、常に改善を進めるという考え方。
もちろん、ちょうど季節単位でサイクルがまわるとも限らないのですが、なんとなく、しっくりくる気がしないでしょうか。
環境が変わったり、新しい人との出会いがあったりする春。
それが、あなたにとって、何度目かの青春時代の訪れかもしれません。