今回は、名古屋の地下鉄・市バスで使える一日乗車券、ドニチエコキップのご紹介。
名前のとおり、土曜と日曜に加え、祝日と毎月8日に使えます。
なぜ8日かって?それは名古屋市の市章が「八(まるはち)」だからです(^^)
尾張徳川家に由来するこのマーク、地下鉄やバス、街中のマンホールなど、いろんなところに隠れています。
まるはちを探すまちあるきも面白そうですね。
ドニチエコキップの購入場所は、駅の有人改札や駅長室、自動券売機など。
バス車内でも買えますが、売り切れものことも多いので注意。終点が地下鉄駅の場合は「駅で買ってください」と、そのまま乗らせてもらえることもあります(笑)
通年で販売していますが、不定期に、何かのイベントを記念した図案のドニチエコキップも発売されます。これらは自動券売機では買えません。
いまほしいと思っているのは、8月11日からはじまる、あいちトリエンナーレ2016の記念きっぷ。
トリエンナーレを機に、他地域から観光に来られる方にもおすすめです。
(とは言っても、すぐ売り切れる可能性が高いのでご注意!)
とくに記念きっぷにこだわらないのであれば、事前に券売機で買うのが一番確実ですね。
注意としては、manacaなどのICカードの残高では買えないことと、土日祝・8日以外でも使える「一日乗車券」(少し高い)と間違えやすいこと。
「ドニチエコキップ」という名前のボタンを選びましょう。
買う日と使う日は別でも問題ありません。最初に改札に通したときに、日付が裏面に記録されます。
ドニチエコキップは一枚600円。
地下鉄の初乗り運賃は200円、市バスは共通210円なので、3回以上乗れば元が取れることになります。
また、美術館や動物園などの公共施設、飲食店での割引サービスもあります。自動券売機のそばに、よくパンフレットが置いてあります。
ただし、manacaを使った場合、市バスや他社線を乗り継いだときに80円が自動で割り引かれるシステムがあります。
SuicaやICOCAなど全国共通ICカードでも乗ることはできますが、この割引制度はmanacaだけ。
つまり、manacaを持っていて、割引を受ける施設に寄らないなら、経路によっては、ドニチエコキップを使うより安くなることもあります。
とは言っても、一日乗車券の効用のひとつは、旅程の自由度が上がることだと考えています。
途中で、何か面白いイベントを見つけて、寄ってみたい場所ができたとき。
あるいは、知らないところに脚を伸ばしてみたくなったとき。
きっぷを毎回買いなおす必要もなく、運賃を気にすることもなく、自由に行動できるというのは、行動するハードルがぐっと下がります。
ICカードが普及して、前者は解消されましたが、後者は今でも一日乗車券に利点があります。たった数百円の違いでも、心理的な抵抗が違うもの。
もちろん、名鉄など他社線は使えないので、逆に自由度が下がることもあるのですが、名古屋市内のまちあるきであれば、ドニチエコキップを使ったほうが楽しめるのではと思います。
そういう視点で「こんな一日乗車券があったらいいな」を考えると妄想も膨らむのですが、長くなったのでまたいずれ。
ドニチエコキップで、名古屋を思い思いに楽しんでみませんか?