瀬戸内国際芸術祭への一人旅を応援する連載記事、第二回。今回はいよいよ現地での楽しみ方です。
いざ、瀬戸内の島へ
まずは、お住まいの街から瀬戸内まで。遠方からは飛行機で、比較的近くなら電車か高速バス、もしくは自家用車で岡山か高松まで行くことになるかと思います。
また、関西にお住まいの方におすすめしたいのは、神戸から小豆島・高松港を結ぶジャンボフェリー。
三時間〜四時間かかりますが、そのぶん瀬戸内の船旅を満喫できます。船の中でうどんも食べられます!
宇野港や高松港からは、船でそれぞれの島へ。前回も書いたとおり、増便や欠航がないか、必ず確認を。
大きな荷物は、コインロッカーか手荷物預かり場を活用しましょう。
とにかく、出逢った人にあいさつを!
スタッフの方、同じように一人旅をしている方、地元の方、とにかく出逢ったらあいさつをしましょう。
地元の人も、あたたかく出迎えてくれる方が多いです。
もちろん、マナーを守って。
もともとは島の外から人が来ることも少なかった、普通のまちなみ。
そこにアートという視点が入ってきたことで、戸惑いもあるでしょう。
でも、その違和感がきっと、今の日本で芸術祭を開催する意味のひとつ。
アートというものがなければ、きっと出逢わなかったかもしれない人たち。
そんな不思議な巡り合わせに、感謝を込めて。
自分だけの時間を楽しもう
一人旅の最大の利点は、同行人を気にすることなく、自分の好きなペースで行動できること。
最初は予定を詰め込みすぎてしまいがちですが、ちょっと疲れたと思ったら、無理せず休みましょう。
人混みを避けて、一人になれる場所を見つけたら、それだけで、どんなアートより価値があると思います。
大小さまざまの島が織りなす、瀬戸内海の風景。その中に今自分がいるのだと感じること。
自分だけの時間、凪のとき。
きっと、大事な宝物になることでしょう。