京都・よきかな商店街イベントの翌日。
大阪まで足を伸ばし、弥生文化博物館で開催中の「世界の文字の物語」展に行ってきました。
なお、こちらは、東京の古代オリエント博物館で開催された特別展の巡回展です。
【春の特別展】世界の文字の物語-ユーラシア 文字のかたち- – 観る | 古代オリエント博物館
博物館の最寄駅はJR阪和線・信太山駅。「しのだやま」と読みます。となりの駅名にテープが貼られているのはなぜでしょうか…?
駅前には、大阪では有名な激安のスーパー玉出がありました。
「TAMADE GO!」とは。最近の某ゲームにあやかったものではないことはたしかです。
駅から博物館までは少し距離があるのですが、あちこちに立て看板があり、道路も経路に沿って茶色に舗装されているので、迷わずたどり着けるでしょう。
また近くには、弥生時代の史跡を整備した池上曽根遺跡公園があります。
ハザードマップかと思ったら、そうではなく。この看板自体も歴史の風雪を感じます。
機械彫刻用標準書体が、イベント用電源盤に。
お目当ての大阪府弥生文化博物館にやってきました。
特別展は撮影禁止でしたが、メソポタミアにはじまった楔形文字、古代エジプト文字、中国の甲骨文字など、はるか昔から今に至る文字の歴史を学べるものになっていました。
また、展示品にあわせて「文字展トリビア」と題した豆知識(※諸説あるものを含む)が紹介され、来場者が「へぇ〜」と感じたらシールを貼るという企画が行われています。
何の関連性もなくシェーをするピクトさん。
また、当館では「カイトとリュウさん」というオリジナルキャラクターが活躍。
Webマンガで弥生文化や博物館の紹介もしています。
大阪府立弥生文化博物館
アンケートに回答すると、小冊子が無料でもらえます。博物館まわりの紹介などもあって、なかなか読みごたえがあります。
中学生以下は入場無料、弥生文化や考古学を楽しく学べる「考古楽カード」というものも配布されているようで、いろいろとユニークな工夫がされている弥生文化博物館。
今回の特別展は9月4日までですが、それ以外でも行ってみるのもおもしろそうです。
さて、帰りはせっかくなので、反対側の南海電鉄・松ノ浜駅まで歩きます。
何気ない住宅街でも、いたるところに路上観察の種が。
思わず乾拓したい! と思ってしまう、おどろきの白さ。
あらかわいい。丸ゴシックとひつじがよく調和しています。
いろはに。左から右に書かれていますが、そんなに古い時代からあるのでしょうか。
色合いがすばらしい東芝ストアー。
お米屋さんのガレージが「米」。
このふたつは、もう全然わかりません。これぞトマソンでしょうか。
博物館ではるか古代の文字を楽しみ、まちあるきで少し昔の文字を楽しむ。さすがは大阪、考古学と考現学、一粒で二度おいしい。
おまけ。最後は南海電鉄なんば駅で、特急ラピートの案内板文字。良い文字の旅でした。
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