ひとりぼっちのパーティ戦略

パーティ、あるいは飲み会、歓迎会、懇親会…。

このような大勢の人が集まる場に苦手意識を感じる、という内向型の人は多いでしょう。

とくに、知らない人が多くいるところでは、なかなか会話の輪に入っていきづらいもの。

気がつくとひとりぼっちになっていて、気まずい時間を過ごす…そんなことがわたしもよくありました。

 

ではどうすればいいのか…その具体的な行動はいろいろあるのですが、それより前に大切にしたい考え方、いいかえるなら戦略があります。

 

それは、

大勢の人がいる場所だからといって必ずしも大勢の人と仲良くなる必要はない、

ということ。

 

あまりみんなと話せなかった…と落ち込むのではなく。

だれかひとりでも、気の合う人をみつけることができたら、もうその飲み会は自分にとっては成功と思いましょう。

 

木を見て森を見ず」ということわざがありますが、視点を変えれば、森を見ないのはけっして悪いことばかりではありません。

森=大勢の人がいる、と意識することで緊張してしまうのなら、いっそ視野を狭めてみるのもひとつの手です。

 

たとえば、具体的な行動の例として、まず知り合いから声をかける、というものがあります。

そうして、その人の知り合いを紹介してもらう、という形で友達の輪を広げていくのが狙い。

応用として、知り合いがいない場合は主催者やスタッフに声をかける、というテクニックも。

これも、誰に話しかけていいかわからない場合に、木を見定めるための戦術と解釈できます。

 

もしも、新しい知り合いができなくても、すでに知っている人と仲を深められたのなら、それはそれで実のあること。

自分に合ったスピードで、パーティを楽しみましょう。

 

小さなつまずきで、世の中から拒絶されていると感じてしまわないために

一日の中で、あまり良くないことが続くと、それが小さなことでも気に病んでしまうことがあります。

 

初めて逢った人と、うまく話せなかった。

機械の調子が悪くて、思った操作ができない。

帰りの電車で、空いている席がない…。

 

そんな小さなつまずきが続くと、まるですべてが自分のせいで、自分が世の中から拒絶されているように感じてしまいます。

けっして大げさではなく、刺激に敏感すぎる人(HSP)なら、そう思うことはめずらしくありません。

 

でも、大丈夫。

そういうときの対処法を知っておくことで、気持ちを切り替えることができます。

 

プラスの感情を思い出す

悪いことばかりが続くといっても、けっして一日中そんなことばかりではないはず。

ささいなことでも、嬉しいと感じたシーンを思い出してみましょう。

 

ちなみに、よく「良かったこと」を探す、と表現されることが多いですが、『「敏感すぎる自分」を好きになれる本』では、「感情」や「感覚」は「思考」に大きな影響力を持っていると書かれています。

つまり、悪い感情に支配されているときは、既に冷静な「思考」ができていない状態。

そんなときだからこそ、「良かったこと」を探すというより、「良かった感情」をなんとかすくいだすというイメージのほうが適切だと思います。

 

パワーアップアイテムに頼る

良かった感情をとっさに思い出すのが難しければ、好きな音楽、家族やペット(好きな動物)の写真など、すぐに良い感情を引き出せるものに頼ることも有効です。

スーパーベターになろう!」という本では、パワーアップアイテムという表現をされています。

あらかじめ、自分にとってのパワーアップアイテムを手帳やスマートフォンにリストアップしておきましょう。

ポケットに飴ちゃんをしのばせる大阪のおばちゃん、好きなキャラのマスコットや缶バッジをカバンにくっつける女子高生、そういうのも立派なパワーアップアイテムの使い方。

 

点数をつける

ある程度冷静になれたら、思考を切り替えるという対処法も有効になります。

 

その日の悪かったこと、良かったことを0〜10点の間で点数化してみましょう。あくまで「自分にとって」の数値でかまいません。

本当によくないことがあったのであれば、ちゃんと悲しむ、怒るといったことも必要でしょう。

冷静に数値化することで、振り回されることがなくなります。

また、自分はこういうことがあると、どのくらい落ち込むのか、といったことがわかってくれば、対処も立てやすくなります。

 

「自分のせいではない」と客観的に分析する

人間の思考のクセとして、悪いことが続くと、本来は存在しない因果関係を描き出し、何もかも自分が悪いと思ってしまいます。

けれど、ひとつひとつ分析してみれば、すべてが自分のせいばかりとは限りません。

空があんなに青いのも、ポストが赤いのも、あなたのせいではありません。

責任転嫁という言葉はあまり良い印象を持たれないかもしれませんが、明らかに自分に責任のないことまで背負い込むことはないのです。

 

 

自分自身、昔から良くないことがあると引きずってしまうことが多い性格でした。

それでも、むしろそれをネタにブログを書こうと思えるまでになれたのは、その対処法を教えてくれた人と本のおかげ。

どうか、同じように悩む人の生きづらさがすこしでも解消されますように。


内向型だからこそ、人と関わることで才能を見つけられる

ひさびさに内向型の話をするので、おさらいしましょう。

世の中には内向型外向型という二種類の人間がいます。

内向型人間は、大勢でいるよりも、ひとりの時間を楽しむ傾向があります。
それが内気で悪いというわけではなく、うまく生かすことで、自分だけの強み、才能を発揮することができます。

でも、自分の才能をどうやって見つければいいかわからない…そんな人も多いと思います。

以前に紹介した本「一歩を踏み出すための道徳」では、このようなことが書かれていました。

「自分にとって簡単にできること」の中に、自分のもっとも大きな才能がある

 

たとえば、人に家電の使い方を訊かれたときに、それを説明できる。

手先が器用。

フォントの細かい違いに気づく。

文章の言い回し、誤植を判断できる。

人より多く食べられる。

 

わたし自身がもっている「才能」もあれば、わたしのまわりにいる人の「才能」も紹介してみました。

 

誰かに指摘されたときに、自分は当たり前にできることだから、たいしたことがないと思ってしまいがち。

でも、その指摘した人の視点に立てば、当たり前ではないことだから「才能」というとらえ方になるのです。

たいしたことがないと流すのではなく、それは自分だけの才能かもしれない、と思うことで、その強みをどうやったら伸ばしていけるのか、他に活かす方法はないか、という方向に考えを進めることができます。

 

そうした才能は、自分一人だけの視点では、なかなか見つけられません。

内向型人間だからこそ、あまり交流のない人とも勇気を出して関わりをもつことで、思わぬ自分の才能が見つかるもの。

 

もちろん、それは相手にとっても同じです。

自分がもっていない相手の才能を見つけたら、素直に「すごい!」と口に出してみましょう。

それがひょっとしたら、その人も気づいていなかった才能を見つける手助けとなるかもしれません。

 

セミナーと懇親会の効用 – 復習するは我にあり

セミナー、あるいは勉強会・研究会などの名前だったりしますが、世の中にはさまざまな学びの場があります。

せっかくそのような場に参加するのであれば、学んだことを少しでも多く覚えて、役立たせたいもの。
そこで今回は、その視点から、セミナー後に開かれる懇親会の効用を考えます。

 

多くのセミナーの申し込み画面で、終了後の懇親会に「参加する」・「参加しない」の選択を迫られます。

内向型の人は、もうここで悩んでしまいます。

懇親会というのは、セミナーにあまり参加したことが無い場合、ハードルが高いものに感じられます。
参加者一覧がわからないシステムの場合、知り合いがいないかもしれないとよけい不安になります。

むしろ、それを逆手にとって、知り合いを増やすきっかけにするという考え方もあります。

人見知りの処世術〜勉強会に初めて参加する前に知っておきたい4つのポイント〜

 

といいつつ、ここではまた別の視点を取り入れてみます。

それは、懇親会を、いわばそのセミナーの復習だと思うことです。

人間というのは、一度にたくさんのことを学んでも、どうしても時間が経てば忘れてしまうもの。
時間をおいて復習することで、その記憶を定着させることができます。

懇親会の場では、主催や講師の方も、自分といっしょに学んだ仲間もいます。

普通の飲み会とは違い、やはり当日に学んだことが話題の中心になることが多いでしょう。

つまり、自然にセミナーの復習ができてしまうという効用があるのです。

内向型であれば、無理に自分から話そうとしなくても、相手の話を引き出すことに徹しようと思っても良いと思います。
その意味で、セミナーから帰ったら、すぐ学んだことを実践したい! ひとりでできる! という方は、懇親会に出る必要性は薄いかもしれません。

けれど、自分だけでなく、複数の視点で復習できるというのも、懇親会の大きなメリットだと感じます。

実際にわたしの体験では、他の参加者の会話から、自分がうっかり聞きそびれてしまったことを拾い出せることがあります。
あるいは、講師の方からも、話しそびれてしまったこと、セミナーという形では言いにくい裏話的なことも聞けたりします。

そういう場がうまく形成されているセミナーであれば、やはり参加して良かったと思うし、続けて参加したくなります。
名古屋ライフハック研究会は、その点でオススメです。

 

もちろん、懇親会で飲み過ぎて、次の日になったら話の内容をすっかり忘れている…ということのないようにご用心(笑)

そもそも一日経ったら、さらに多くのことを忘れてしまいます。

そこからまた学んだことを復習し、ひとつでも活かせるようになるかどうかは、自分自身の心がけ次第です。

I(アイ)を知り、愛を知る – 野望の会 in 名古屋 feat.cotola 〜どえりゃー魅力がだだ漏れとる!編〜

今回は、2016年7月2日に開催された「野望の会 in 名古屋 feat.cotola 〜どえりゃー魅力がだだ漏れとる!編〜」に参加しての感想を。

講師は、プロフェッショナルコーチ・大下千恵さん。

ただし、野望の会というのは、講師の話を聞くスタイルではなく、参加者自身がたがいの野望を語り、聞くというもの。
詳しくは、cotola(現・イベトラ)を主催するみやさんのサイト・みやの宝箱をご参照ください。

みやさんは、実はわたしがブログをはじめるきっかけをくれたり、人生を変えるほど影響を受けているといっても過言ではない、尊敬している人なのです。
そんなみやさんが推す「野望の会」が名古屋で開催されるとあって、告知があったその日に、真っ先に申し込みました(^^)

 

そんな野望の会。結論から言って、今までに経験したことのない楽しさ・喜びを感じることができました。

4人ほどのグループに分かれて、一人3分間、自分の野望を語る。他の人(テーブルメイツというのだそう)は、その話を全力で受け止め、感じたことをカードから選ぶ。

テーブルメイツは、あえて知り合いが固まらないようにグループ分けされたとのことですが、ほぼ初対面の相手に対して話をするのは、ほんらいわたしのような内向型の人間には難しいこと。

けれど、野望の会では、ルールの力を強制的に借りることで、壁を破ることができます。

最初と最後で、打ち解け感がまるで違うと言われたのが印象的でした。

一回のセミナーでここまで打ち解けられることはなかなかないので、内向型人間にとってもオススメできる会だと思います。

 

わたしのグループでは、なにげなく発した言葉から「愛」というカードが選ばれて盛り上がる一幕も。

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話をして、フィードバックをもらうことで、いままで気づかなかった内面にふれることができます。

自分のことを知ること。

愛を知ること。

うれしさで感極まり、人前で思わず泣きそうになってしまいました。

最後は、テーブルメイツから一枚ずつカードを贈られます。
わたしがいただいたのは、こちらのカード。

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とくに、いままで自信というものがあまりもてなかったので、自信のカードをもらったことが意外でもあり、うれしくもあり。

主催者のみなさんと、テーブルメイツのみなさんに感謝を。

おまけ。

会場となった国際センターのロゴ。なかなかかわいいです(^^)

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